いい絵を描いていますか?

絵を描くことの好きな仲間が集まり毎週人物画を探求しています

人物の会特別講座№1:基本の始まりを学ぶ

人物の会、小池が提案して希望者による美術講座
「基本とは」を行っています
今回たまたま創造館が休止状態になることにより
人物の会も休会になりました
この休会期間を用いて基本を学びたいと持っている
3人の会員と基本講座を行います
3人とも始めて間もない画歴と
指導を受けたことがない共通項を持っています



人物を描く会、特別講座のご案内

 アンケート                                         
1、絵を始めてから何年くらいブランク除いた延べ年数


2、なぜ、絵を描きたくなったのですか?



3、どんな絵を描きたいですか?



4、好きな画家や絵はありますか?



5、今描いているご自分の絵はどのように評価していますか



6、ご自分の絵のいいところはどんなところだと思いますか?



7、今一番困っていることはどんなことですか?



8、この講座では基本を説明しようと考えていますが
基本では何が大切だと思いますか?



9、今までデッサンや絵を学んだことがありますか?
それはどのような学び方でしたか?



10、その他お聞きしたいことはありますか?




●講座終了後の感想をお願いします




11、今回の講座は基本の手ほどきにすぎません。
以後はご自分で学ぶことになります。
テキストなど購入ご案内できます。
ご希望がありましたらご用命ください。


基本講座デジメ

●絵の生まれ方

  オブジェ(客体・対象)  モチーフ(契機)  シュジェ(主体)


オブジェ:描きたくなったものや現象場
モチーフ:出会い、ひらめき、きれいと感じた、魅かれるなど
      絵を感じた出会い
シュジュ:意識主体、個性、自我

●モチーフの如何によって様々な表現が生まれます

オブジェに近いモチーフの場合は写実性の強い表現になります

シュジュに近いモチーフの場合は極端なデフォルメや
     抽象表現に向かいます

モチーフが中間位置位にあると様々な具象表現になります




●絵は生まれてきます

出会いを大切にすること、常に出会いつづけること
(モチーフするといいます)
その出会いは色と形として目の前に存在します(客体)

それを的確に読み取ること。
読み取った色と形を正確に表現できること。
(デッサンものの見方とらえ方)
さらに価値づけられた色と形の組成と働きを
画面で構成すること。(デッサン構成力)
常に出会いつづけることによりイメージや
表現内容が進化していきます。(主体の進化)

これが絵を描くということになり、新しい絵が生まれてくる条件になります
それができれば「絵」は自然に生まれてきます

●モチーフとフォルムの歩み
●創造のシステムを学ぶ



美術を学ぶ

個性と創造性――芸術は目と精神と手の総合である

人間活動のすべてによって生まれるもの
 ―美ー感覚,情動、理知、技能

所与の現実に対し、その個性の何がどれだけ
 いかに働いたかが創造性をはかる

創造することによりその個性も大きく変革、進化していく



二つの美術
●美術による教育
ーー情操教育、よさ、面白さ――内容の表現性
●創造的な技術教育
ーー専門的な表現力を養うーー内容を的確に表す、さらに表現を化させる
  眼と精神と手が一体となって働く力「造形の言語と論理」 



個性と技術
 解き難い矛盾:個性的な自我や創造性(我流)と
 一般的な専門的技術(描き方)
 創造的個性と表現技術――基本の学び方


美術の基本とは
 美術する目と精神と手の基礎力
 ーー「色と形と質量の構成」を写実を通じて学ぶーーデッサン

 石膏デッサンを行う理由:石膏像をそれらしく描写することではなく
 そのものの成り立ちを読み、画面に構成変換していく方法と技術を学ぶ

 「いかなるモチーフによる、いかなる表現にも働く」
 一般・普遍の想像力、構成力を学ぶ



デッサンがすべて
 方法的な基本であれば、
写実からデフォルメ、抽象構成、デザインなどすべてに対応する



基本は奥義ーー構成の基本・デッサン技法

①デッサンとは何か――創造の基本
 美の感じ方、読み方(構想)、
 その記し方(価値転換・構成)ーー創作、作曲
 その推進展開の技術
 ――造作技術、演奏の両者が一つになったもの、創造技法

②基本の学び方ーー特殊によって一般を学ぶ
 特定の描き方を学ぼうとすると表現される
 すべての描き方を会得(探求)することになる
 石膏像を描く、この特殊な体験から
 一般普遍を学ぶ意識と体得する主体性が必要

③構成技法について
 ーーものごとの生成のしくみ、創造の論理を学ぶ

 構図感覚、配色感覚を豊かに鋭敏にし
 自在な構成力、創造力をつくるーーデッサン実践の目的

 石膏像をそれらしく描ける技術ではなく、
 構成原理や表現法を会得する自覚が必要

④描き方――制作のすすめかた
 1、構図すること、個性が自己表現の場を選ぶこと(枠組み)、
  その構想(骨組み)を打ち出すこと
 大きく画面いっぱいに主題を展開し、
 表面や細部にとらわれず、ものの生成の大きな仕組みを
 おおらかに論理的に形成すること(形象性)

2、色面の仕組み(バル-ル)
 ーー色をつける、調子をつけるなどの塗り絵ではない

 枠組みは主題の「色調の広がり」を画したもの、

 骨組はその色調の大局的組成・色面の仕組みをプランしたもの

 バルールとは形と色が一つになった「色面」であり、
 デッサンはこの色面の仕組みを読み、構成する技術

 形は掛けるが色が・・・逆に色は感じるが形が描けないなどの原因は
 「色面」として見ていないから


3、制作のすすめかた

 色価と形象性が一体となった「色面のしくみ」になる
 大きな全体場の組成と それを充実する部分の組成の見方、
 描き方の交互作用としてすすめられる
 すすめることによって石膏像のフォルムに近づいていく、
 創造的、構成的な問いと判断と実践と変革推進の足跡がもたらすもの

2日目に石膏デッサンによって形のみかた、色のみかた、
色面の構成の仕方を実践します

写実が基本

見ること構成することの基礎力は実在の要請
――実証的に現実を把握することになる
描かれた石膏像は実在感をしめすはずです
ーーこれが構成力の如何をみる基準となる

●ものとことの把握ーー質感・実在感、(物の特性、質感と固有色)

●質量的(ボリューム)発展性、(現象特製と空間構造性)

●力動感(ディナミスム)、力学体制

レアリスムの本質ーーなぜ写実が基本となるか

 美術の基本は、美術家の鋭敏な表現力、
 豊かな強い情意、深く体系的な理知、
 内的必然に働く自然な技能など
 「いかなる情況にも創造的に対応できる個性」を形成すること
 レアリスムは主客の出会いを自覚し、愛し、実証的に把握し
 そこによりよき現実を創造する力を 学ぶためのものです。


 石膏像に色や形や質量の個性を謙虚に学び、
そうした構成要素要因が「ものを成し、もの言う」
 血の通った表現となるところを学ぶのです。


モチーフを知る!モチーフと制作法(テクニック)

 主題を活かすこと――演奏法

●静物、「ものの集まり・組合せの全体」が主題

●人物、中心画像(主題)と周辺とが構成的に価値づけられる

●風景、ものの集まりが無限的に広がっている現象場が主題




技法とマチエールーー演奏技術

 あくまでも材料による描き方ではない
 ただし、実際に用いる用材や用法には
 特性があり制限があるので基本的な理解が必要
 用材、用法については多くの技法書が出版されているので参照


例えば油彩の場合
1、パレットに絵の具を配しその種類、相関性、組成を知る
 有彩色の混色、無彩色(白、黒)を混入し、中間色の理解

2、対象(主題の場)の色の範囲、種類、対比の組み合わせを
 パレットの方位として概括する
 これがデッサンの構図(配置、基準設定)に対応する
 配色プラン(骨組み)となる

3、筆を配色のアンサンブルに応じて選び種類と役割を】決める
 あるいは面の大小,形状に即して筆の大小、硬軟を決める

●作画方法ーーエボーシュ=外延から内包へ。
 モチーフから目を離すな!画面から手を離すな!

4、エボーシュ(基本的骨組みをおつゆでメイド主体に基準設定をする
 筆はOXなどの柔らかなもの中くらいの太さ、テレピンで淡彩風にとらえる

5、主題の価値づけからバック、周辺へ
 主題→バック→主題とバックの相関作用、有限から無限

6、一筆で大きなタッチで下書きにとらわれず
 、むしろデッサンしていくこと
 色面として置くこと(筆使い、基本は筆で絵の具を置いてくる)

7、主要色から→強>弱 筆の色味がうすれていくこと。

8、色価の相対性(明度、色相、彩度)、相互作用としてとらえすすめる
 対象全体を見て色価を決める。
 画面上は色が全体に置かれていく。ただしモチーフによる

9、色面(色調と図形性の全体)で、フォルマションしていく。形作っていく

10、細部の一化(要約・概括)、大きなバランスで見ていくこと。
  全体から部分へ、部分から全体へを繰り返しながら必要な細部を描きこむ、
  また全体に帰り確かめる


3日目に油彩による実践を考えています



色彩学・配色学ー色の宇宙、その力の仕組みを学ぶ
●色価(バルール)の内包、属性
 明度(V)--明・暗(白~黒)
 色相(H)--色の種類
 質量(M)--色面の大小、位相、組成など
 彩度(C、S)--鮮やかさ(純度)
●明度は配色の骨組
●モチーフとしての色と形、マテリアルとしての色と形
美術家は日々様々な時に『絵を感じる』これが美術の生まれる瞬間です
その根源的なモチーフは「色と形」にあります
●創造・構成のための色体系
●配色原理について

構図構成学ーー空間(地)と図の力、そのしくみを学ぶ
構図とは「主題の場を選ぶこと」「それを構成する実(図)と空と間(関係領域)」
「その力の全体を画面に組織統一すること」
「何を、どれだけ、どこに、どう置き、どう組織し、いかなる働き合いの場をつくるか」
●構図の歩み
●写実的構成の構図――枠組・骨組
●デフォルムーー図の造形価値
●図形と空間の造形学
●画面の仕組み
●図の四属性
分量――大小、個数
方位ーー空間性、連関性
組成ーー拡充形式、構造性
形相ーー位相(点・線・面)その機能特性


以上、「美術体型の栞」 関根英二著 より抜粋
「美術体型の栞」については
【アトリエ・ルボー国立】で検索
ホームページに詳しく解説されています
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